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Identification Two-Horned Chameleon
There are seven species of chameleons in the world that have blade-shaped two-horned chameleon (hereinafter referred to as “two-horned chameleons”), of which six are endemic to Tanzania and one is endemic to Kenya.
Kinyongia Fischeri

タンザニア中央部の東寄りにあるMorogoro州、Nguru(ングル)山に生息。
Kinyongia Uluguruensis

タンザニア中央部の東寄りにあるMorogoro州、Uluguru(ウルグル)山に生息。
Kinyongia Matschiei

タンザニア北東部にあるTanga州、East Usamabara(東ウサンバラ)山脈に生息。
Kinyongia Multituberculata

タンザニア北東部にあるTanga州、West Usambara(西ウサンバラ)山脈に生息。
Kinyongia Vosseleri

タンザニア北東部にあるTanga州、East Usamabara(東ウサンバラ)山脈に生息。
Kinyongia Tavetana

タンザニア北部にあるArusha州、Mt. Meru(メルー)山、Kilimanajaro州、Mt. Kilimanjaro(キリマンジャロ)山に生息。
Kinyongia Boehmei

ケニア南部にあるTaita hillに生息。
見分け方の説明に移る前に二つ角カメレオンの共通の情報を紹介します。
二つ角のカメレオンの特徴
二つ角カメレオンは高山系と呼ばれていて、主に標高1000m以上の森林およびその近くの村に生息しています。基本的に霧が立ち込めやすい地形のところですが、乾季には1か月雨が降らないことはよくあります。
すべての種がKinyongia属に属していますが、読み方はキニョンギアです。タンザニアの国語であるスワヒリ語でカメレオンを意味するKinyonga(キニョンガ)からきています。※たまにキンヨンギアとの表記を見かけますが間違いです。
Kinyongia属には一つ角のカメレオンや、数は少ないですが角なしのカメレオンも含まれます。
分類に関してもう一つ。Kinyongia Fisheri(フィッシャーカメレオン)が基亜種でほかが亜種と思われている方もいますが、すべて独立した種です。 過去にChamaeleoに属していた際には亜種として扱われていたようです。
見分け方
二つ角カメレオンの見分け方はだいぶ難しいです。捕獲された場所がわかるならそちらのほうがわかりやすいので、生息地で見分ける方法と、外見で見分ける方法に分けます。
生息地で見分ける
以下の通り生息地で見分けられます。East Usambaraにのみ2種生息しているので、下記の通り見分ける必要があります。そのほかの地域は1種のみで生息域の重複はありません。
以下6か所はタンザニア
Mt. Meru (Arusha州 A点), Mt. Kilimanjaro (Kilimajaro州 B点)周辺:Kinyongia Tavetana
Mt. Uluguru (Morogoro州 C点) :Kinyongia Uluguruensis
Mt. Nguru (Morogoro州 D点):Kiyongia Fischeri
West Usambara Mountains(Tanga州 E点):Kinyongia Multituberculata
East Usambara Mountains(Tanga州 F点):Kinyongia MatschieiかKinyongia Vosseleri。尻尾にクレスト(トゲトゲ)があるほうがVosseleri
以下1か所はケニア
Taita hill (ケニア南部 G点): Kinyongia Boehmei
外見で見分ける
まずは一番簡単なクレストの有無です。背中にクレスト(トゲトゲ)がないのがTavetanaです。この種だけなのでこれで見分けられます。また二つ角カメレオンの中ではUluguruensisとほぼ同じサイズで小さいです。
背中にクレストがあり、それがそのまま尻尾の根本まで続いているのがMultituberculataです。ちなみに外見の色はほとんど同じで緑ベースに、黒、黄、白の模様が入ります。管理人が確認したほぼすべての種で同じような色でした。
次に尻尾のクレストです。Vosseleriのみ尻尾の根本から途中までクレストがあります。これで見分けられます。この中で一番角が長い種です。
背中のクレストが前1/4にのみしかなく、ごく短いのがBoehmei
このさきはあいまいですが、サイズで分けます。全長30cmになるのがMatschieiです。
逆に小さいのがUluguruensisです。
UluguruensisよりFischeriのほうがわずかにサイズが大きいですが、さらにオスの角は先端が細くなっているのでここで見分けがつきます。
大きさでくらべる
Specie | Average | Max |
---|---|---|
Tavetana | 15-22cm | 24cm |
Matschiei | 30cm | 40cm |
Multituberculata | 20-30cm | 35cm |
Uluguruensis | ? | 15cm |
Vosseleri | 20-30cm | 35cm |
Boehmei | 20cm | ? |
卵生・卵胎生
すべて卵生。産卵数は不明
雌の角の有無
Specie | 雌の角の有無 |
---|---|
Tavetana | 角なし |
Matschiei | オスより小さい二つ角 |
Multituberculata | オスより小さい二つ角 |
Uluguruensis | ? |
Vosseleri | 角なし |
Boehmei | 角なし |
絶滅危惧状況
上に記載しているものが危険度が高い
Endangered(絶滅危惧):Matschiei, Multituberculata, Vosseleri
Near Threatened(準絶滅危惧):Fischeri, boehmei
Least Concern(低危険種):Uluguruensis
生息域の気温
以下が生息地の気温です。飼育するときなどの参考にしてください。
全種 (標高1000m~1400m)
寒い時期 :最低気温15度、最高気温26度
暖かい時期:最低気温19度、最高気温33度
以上、二つ角カメレオンの見分け方でした。